2/24 ベルヴィ ~右手のリズム~

 どうも、今日は五目炒飯を食べてきました。こぐれです。

あと3/1~地元に帰省するので練習記録の方は、しばし更新がないかもしれませんのでご了承くださいm(_ _)m

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 さて、今日は4年生の先輩方が卒業して、割合的に1,2年生が多い日でした。久しぶりに来た人も多く、中々勘を取り戻すのに時間はかかりそうでしたが、今後はこのメンバーで演奏していくことになると思うので、一つずつでもレパートリーや精度を高めていくことが出来ればと思っています。

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 今日の内容としては、上記の要素も考慮して、一年生が出来そうな曲を中心にやりました。

・La Bonita

Jina Jina

・リャキルナ

コーヒールンバ

・コンドルは飛んでいく

花まつり

 

 後半

・エンクエントロス

・銀の月

チャランゴのための右手のリズム

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 チャランゴの右手のリズムというのは、要するにストロークのバリエーションで、チャランゴは演奏の中でリズムを刻むという重要な役割もあるため、テンポを一定に保つこと・節の切り替えなどをはっきりとさせないといけない。

 しかし、ただ右手を振ってコードを鳴らしているだけだと聴いている方にとっても味気ないし、演奏の迫力というものが付きにくいです。CDの音源などを聴くと、プロは変幻自在に弦を鳴らしているが、リズムが乱れることはありません。演奏に深さを持たせるには、強弱・アレンジ・技法など様々な要素があるが、まずはリズムを一定に保って、一曲の長さという「枠」を作ることが大事になります。

 ___が、リズムを一定に保つというのも実は意外に難しい。一曲合わせてみても、少しずつのズレが重なって「あれ、何か違うな」と感じることが多いです。(実際、今日の演奏もそんな感じでした。ここらが先輩たちの演奏とはまだ違うところの一つかなと思います)

 そのズレを直すには、自分のリズムを確たるものにすること、皆で合わせる練習をして修正していくことが重要。後者は皆でコミュニケーションを取り合って、そういう時間を増やすことが出来ればいいなと思いますが、前者の練習をする時の具体的な方法というものを今回やりました。

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 さて、相変わらず前置きが長くなりましたが、今日やったのは右手のリズムの初級編として、「4ビートのダウンストローク」「8ビートのオルタネイト」をやりました。

 4ビートが基準となるのは、4拍子。4/4拍子は四分音符(♩)が四つ分の長さということ。3/4拍子は三つ分。(いわゆるワルツとかで使うリズムですね。ズンチャッチャ ズンチャッチャ⇒|♩♩♩・|♩♩♩・|タンタンタンウン タンタンタンウン。6/8拍子もその系列ですが、その話はまた今度)

 今回のテーマは4/4拍子。これを単純にチャランゴで弾いたら

↓ ↓ ↓ ↓ | ↓ ↓ ↓ ↓

タン  タン  タン  タン    タン  タン  タン  タン  (1 2 3 4, 1 2 3 4と弾く感じですね)

となりますね。それで、よく弦楽器で出てくる8ビートストロークというのは

↓↓↑ ↑↓↑| ↓↓↑ ↑↓↑ 

(あえてギターとかのコード譜でよく出てくる書き方をするならば、

ΠΠv vΠvとなります。Πが↓、vが↑ですね)

 これが4拍子のリズムにどう関係があるかというと、8ビートのストロークは音符に直すと四分音符♩四つ分の長さで構成されているということです。つまり、四分音符が四つ分という長さの枠の中で、八分音符だとか裏拍などの工夫を凝らしてリズムを刻んでいくわけです。

 8ビートのオルタネイトというのは、アップとダウンを交互に繰り返して演奏する弾き方のこと。ギターとかではオルタネイトピッキングという言葉も聞いたことがあるかもしれません。これを↑↓で表すと、

↓↑↓↑ ↓↑↓↑|↓↑↓↑ ↓↑↓↑

タタタタ   タタタタ    タタタタ   タタタタ

ですね。これは八分音符♪が16コで、

♫♫ ♫♫ | ♫♫ ♫♫

と同じになります。これをチャランゴで弾いたら、右手はそのまま上下に振って弾けばいいわけですが、今回のポイントは「空ピック」を入れることです。裏拍といってもいいかもしれませんね。

↓×↓×↓×↓×|↓×↓×↓×↓×

 これはダウンだけ見れば、一番最初のストロークと同じになります。違いとしてはアップ、上に弾く時の意識。これがあるときっちり拍を区切っているのでリズムがぶれずに弾くことが出来るということだと自分は理解しました。ですが、演奏の一小節ごとにそんなことを考えていては間に合わないので、練習で手に覚えさせるというのが大事です。

 そして音楽は♩の長さの音もあれば、♪の長さもあって、これらの組み合わせで奏でていきます。同じように、4ビートの弾き方や8ビートの弾き方を組み合わせてリズムを刻めるようになるというのが目指すところです。フォルクローレではワイニョ、ティンク、トバス、モレナダ、タキラリなどのリズムで使えるストロークのきっかけになるので練習していきたいです。

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