〈コラム①〉『キレイな音を出すには』

 コレが前々からやりたかったことなんですが、コラムを書いてみたかったんすよ。

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 さて、夏休みは如何にチャランゴの音をキレイに出すかということが個人的なテーマでした。先輩に話を聞いたり、試行錯誤を繰り返して自分なりに思ったことがいくつかあるのでそれを書いていければと思っていますm(_ _)m 

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キレイな音を出すポイント

①爪で弾くか、指で弾くか

②左手の使い方-押さえる強さ、角度、タイミング

③白弦or 黒弦

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 まずは①の爪で弾くか、指で弾くかですが、これは案外人によります。右手の爪を接着剤で固めてる人もいますし、爪は固めずに指先の腹で弾くという人もいました。

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「アロンアルファ 釣名人」ギター弾く人とかも愛用してるらしいです

 チャランゴは基本的にピックを使わずに指で弾くので、そのまま弾いていると爪が割れたり、削れたりということがあります。なので、上記のように爪を補強したり、右手の爪を伸ばして対応するということをします。

 自分は人差し指だけ伸ばして、他は指の腹で弾くというスタイルだったのですが、弾いてるうちにそれぞれ音質に違いがあるなと思い始めてきました。

 結論から言うと、個人的には爪で弾いた方が、音の大きさ、質にムラが出ないなと思いました。パリッとした音というか、はっきり音が出せる気がする。指の腹で弾くと柔らかい音が出る分、弦の抵抗がそのまま伝わって、少しひっかかる、スピードが出せない感じがしました。アルペジオや、曲の最後でジャラーンと↓にストロークするときに特に表れやすいかも。なので、これからは少し親指、中指の爪も伸ばしてみようと思います。(おそらく接着剤を使うとまた変わるとは思いますが、それはおいおい)

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②左手の使い方

 これはもう弦勢(ギター、チャランゴ)の宿命みたいなところがあります。弦の素材がスチール(またはブロンズ)であろうと、ナイロンだろうと押さえていると指の腹が固くなっていきます。始めたてのころはFコードやら、Cコードやら、Gコードやらを練習しようと思っても小一時間やってると痛くなって「もう無理!」となったのを覚えています。でも毎日少しずつでもやってると指自身が成長していって、10分が30分に、それが1時間や2時間になっていきます。そしたらもう、バッチリです👌

 さて少し話がそれましたが、弦を弾く人たちは弦を弾かなければならず、色んな音を出すためにはコードや、その音に対応した場所=フレットを押さえる必要があります。人間の指は基本、片手で5本なのでその範囲で押さえなければなりません。しかし、そうなってくると必然的に難しい押さえ方というのが出てきてしまいます。ギターで言えば、FコードやBコードなどのセーハ(バレー)などが一般的ですね。では、チャランゴでは何が難しいかというと、私はGコードとDコードだと思います。(Bmコードとかもありますが、より使う頻度が高いのはG,Dかなと)

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これらのコードの難しいところはそれぞれ、

G:1弦の小指が力を保つのが難しい、薬指(3弦)は手の構造的に中指(2弦)と繋がっているのでそこも力を保つのが中指に左右されやすい。

D:チャランゴはフレットの幅が狭いので、指がはみ出しやすい

 と、これらが難しい要因ではないかなと思います。しかしキレイな音を出すにはどうするか。そこで重要になってくるのが最初に挙げた強さ、角度、タイミングです。

一つ目の強さ、これはとにもかくにも、弦がフレットに触れること。そうしないと音が鳴らない。音がビリついたり、くもってるなと感じたら押さえてる弦が押さえられずに浮いてしまってることがあります。しかし、やみくもに力を入れても瞬時にコードチェンジが出来るわけじゃないし、何より力んでミスもしやすくなります。

そこで2つ目の角度。コードを押さえるときの指の基本は指板に対して立てること。

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指は立てること(E7のコード)

 寝かせていると指が他の弦に触れて雑音を出しやすくなってしまいます。また力の伝わり方として、垂直が一番伝えられますよね?でもこの指を立てるというのも意外と難しい。そのため、指をネコのように丸め、手首をグッと前に突き出すイメージで置いていくといいと思います。※個人のイメージです。

 聞いたところによると、Gは人差し指と中指のセット、薬指と小指のセットとして捉えて練習していくといいそうです。Dは手首の角度だと思います。

 だいぶ、長くなってしまいましたがもう少しだけ。

(タイミングに関しては、完全に主観なので別の記事で書きたいと思います)

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③白弦or黒弦

 これは弦の素材の違いで、黒弦は切れにくく、白弦はいい音がするけどめっちゃ切れやすいという感じです。特に一番細くて高い音が鳴る、E弦と呼ばれる1コース、3コースの片方に張る弦はよく切れます。なので、ここの弦だけは黒弦にしている人もいます。(今の自分もこのスタイルです)

 自分もチャランゴを弾き始めた当初は黒弦を使ってたんですが、やっぱりだんだん白い弦に魅力を感じてきて、何か月か前に替えました。(たしかこのブログでも書いてた気がする)でもやっぱり、張り替えた当初は音が安定せず、1弦も切れました。また、たまに黒弦のチャランゴを弾いてみるとそれはそれでいいなと思ったりするので、これも人の好みなのかもしれませんね。

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 さて、気づけば2,000字以上の長文になりましたが、このコラムが自分を含めて弦を弾く人たちの一助になれば幸いです。そろそろ眠いので寝ます(~_~;)zzZ

 それでは。